『宮司の応援隊』を募集しようかな  (H27.6.25)

 宗教法人ということ
 
 神社は宗教法人です。当たり前のことと思うでしょうが、それを知らない人が結構いるものです。土地や固定資産などの財産等を所有できるのは「人」だけですが、「法人」は法律で人と同様の権利と義務を付与された会社や団体です。宗教法人以外にも、株式会社や財団法人、学校法人、社団法人、社会福祉法人、医療法人など様々あります。
 神社は、宗教法人として法務局に登記されています。代表役員の氏名や印鑑登録は、「人」が地方公共団体の市町村に登録するのに対し、法務局に登記されています。従って、印鑑証明は法務局で発行してもらうことになります。
 役員としては、いわゆる総代、神職がいます。総代の中から「責任役員」が選出され、統括法人である都道府県の神社庁に届け出がされています。総代が責任役員を兼ねている場合も少なくありません。雷神社では、総代は宮本の各町内から選出されています。責任役員は定数7名で、総代との重複はありません。宮司も責任役員一人ですが、「代表役員」として、神社を代表し法務局に登記された代表権を持つ役員です。
 役員は1期3年で、雷神社の場合、責任役員は2期6年が通例になっています。委嘱者は代表役員名で行われます。宮司の場合は任期はありません。世襲で行われています。当社では、宮司の息子2人が、神社本庁より禰宜、権禰宜に任命されています。
 神職の資格は、國學院大学や伊勢の皇学館大学で単位を取得し資格を得る、講習会を受けて資格を取得するなどの方法がありますが、宗教家ですので、ちょっと講習を受ければ良いという訳にはいきません。講習と言っても最低でも30日間の講習が必要です。社会人で30日間の休暇を大変困難なことではないでしょうか。

 社家の生計
 
 さて、神主の資格を取り、神職になったとしても、神社の収入で生計がたつ者は極一部の特別な神社か、そこに就職した人だけです。そこで、生計を立てるために他の職業に就職する訳です。
 他の職業と兼務することになれば、生業の仕事と神社の行事が重なることもあるし、重ならないにしても、平日の祭典や祈祷の依頼には、有給休暇を他の同僚以上に取ることになります。公務員の場合、市役所の課長とかにはなれない、などという差別的な考えが踏襲されているところもあるようです。これでは、なかなか後継者の育成も困難な状況です。
 更に、神職が兼業ということになると、普段神社に参拝しても、神職はいません。神職が居れば、祈祷やお守りを受けたりも出来るし、色々な相談や話も出来ます。しかし、いない神社に
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神は人の敬いによって威を増す  (H27.6.15)

 御成敗式目(ごせいおばいしきもく)
 
「御成敗式目」については、日本史でちょっと出てくるので、名前くらいは多くの人が覚えているかもしれない。簡単に言えば、鎌倉時代(貞永元年:1232年)に編纂された最初の武家法で、後の武家法の基本ともなった。全51条からなっている。
 突然、なぜ御成敗式目? と、訝しく思われる方もあるでしょうが、その第1条の原文と読み下し文を掲載します。

第一条
一、可修理神社專祭祀事
  右神者依人之敬增威、人者依神之德添運、然則恆例之祭祀不致陵夷、如在之禮奠莫令
怠慢、因茲於關東御分國々井庄園者、(後略)

≪読み下し文≫
 一、神社を修理し、祭祀を専らにすべき事
  神は人の敬いによって威を増し、人は神の徳によって運を添う。……(後略)

 最初の武家法の「御成敗式目」の第1条が神社のことで、第2条は寺院のことが定められている。如何に宗教が重んじられていたかが伺えるではないか !
 神様は、人々の崇敬を受けて神威を増大させる。大勢の人々が参詣する神社ほど神威が強くなる。その御神徳により、人々は幸せになるのである。

結びの樹

『結びの樹』 

 『結びの樹』って何でしょう。「良縁の樹」とか「夫婦の樹」とかもありますが、結びの樹と言います。
 樹種はスギ(周囲270㎝)とタブ(240㎝)で、神社の北側にあります。まあ、夫婦とすれば、真直ぐに立つスギが夫で、白い肌のタブが妻でしょうか。この木の並びにタブ(130㎝)、モチ(102㎝)、スダジイ(122㎝)があります。子供達に例えましょうか。タブは姉、モチは妹、スダジイは弟、というようなイメージは、木肌等を見て頂くと解ってもらえそうな気がするのですが。
 さて、『結びの樹』って何を結ぶ? 男女の縁結び。一番最初に思いつくのではないでしょうか。それだけではなくて、家族の結びつきだったり、人と人を結んだり、学校との結び付き(合格願い)、会社や職場との結び付き(就職願い)、お金等の結び付き(金運・営業繁盛)、健康との結び付き(健康祈願・病気平癒)、子供との縁を結ぶ(子授け)であったり、色々な『結び』をそれぞれが願っていただければ良いのではないでしょうか。
 神社にとって、樹木や森は「神の衣」とも言われるほど重要なものである。だからこそ、神社の森は「不伐の森」などとして守られ、長く引き継がれてきているのです。森の無い神社は、「神様に着物を着せていない」ようなもので、怖れおおいことです。
 雷神社の森は、極相林として市の天然記念物に指定されています。


 雷神社の樹の樹種毎に、一番太いと思われるものを紹介します。

・スダイジイ(末社の金刀比羅宮うしろ)……6. 0m(胸高周囲)。推定樹齢700年内外
『千葉県海上郡誌』(大正6年発行)に樹齢
6百年とある(写真あり)
・スギ(神輿庫うしろ)…………………………4.1m
・タブ(水屋脇)…………………………………3.7m
・クス(拝殿脇)…………………………………2.5m
・モチ(東脇)……………………………………2.4m
・マキ(水屋うしろ)……………………………2.1m
・ツバキ(東脇)…………………………………2.0m
・アカカシ(北脇)………………………………1.8m
・モミジ(神輿庫脇)……………………………1.5m
・ヒサカキ(北脇)………………………………0.7m


①結びの樹

②兄弟姉妹の樹

③結びの樹・兄弟姉妹の樹樹の全景

④結びの樹の入口

椎の木:樹齢700年

野州大麻(ヤシュウオオヌサ)の奉納

(H26.12.28)
 神社の新年の準備も最後の詰めを残すのみとなった師走の28日、社頭でお祓いに使う大麻(オオヌサ)が奉納されました。
 奉納者は、「笑観の会」で、千葉市椿森在住の小原強氏を会長とする全国組織。全国の神社に「平和と安寧を祈願」し、参詣者をお祓いする大麻を奉納する活動をされています。当日は21名の方々が奉納奉告祭りに参加されましたが、北は秋田県から南は九州熊本・鹿児島に至る、多彩な地域からの参加でした。
 「野州大麻」ついて製作した『野州麻紙工房』(栃木県鹿沼市)のパンフレットをもって紹介します。
 大麻について
 大麻(大幣、祓幣)は、古代より祓具として左右左と振って不浄を祓い清めるため、又、国家、国民の安寧を祈るため用いられてきました。
 現在は布帛や紙が使われることが多いのですが、古来は麻が用いられていました。麻は人類の営みと切り離すことが出来ない原料で、その霊徳が不浄を払い清めると信じられ、様々な形で神事に使われていました。
 野州大麻について
 古代、阿波国(徳島県)の吉野川流域を中心に大きな勢力を誇り、ヤマト王権成立の立役者となった阿波忌部族は、弥生末期から古墳時代にかけて日本各地に麻殻を植え、農業、養蚕、織物、漁業、製紙、建築、古墳技術を伝播させた産業技術集団祭祀族であり、さらに海洋民の側面も併せ持っていた。
 約1800年前に阿波を出発、黒潮に乗り安房国(千葉県)に上陸し、利根川を遡って下野国(栃木県)に到達しました。
 利根川支流である栃木県鹿沼市永野(旧粟野町)は内陸部で風水害も無く、100日間で3mにまで生長する麻を栽培するには最適地であり、ここが阿波忌部族の最終到達地となりました。
 日本一の麻の産地となったこの地は「野州麻」という国産の最高品質の麻のブランドとして全国的に知られ、現在に至っている。

 雷神社への奉納に感謝を申し上げ、お披露目いたします。
 今後は、この野州大麻によりお祓いいたします。

※ 写真の左が神社で現在普通に使われている大麻で、右側は今回奉納された野州大麻。


笑観の会:野州大麻奉納

燈籠の奉納

(H26.12.21)
 年末も近づきましたが、神社に燈籠を1対奉納頂きました。
 奉納者は、旭市琴田の八本明氏です。氏は平成2年の雷大神銚子大神幸祭に際し、旭地区の区長代表として奉賛会副会長として奉仕くださいました。これを機に、雷神社節分祭に毎年参加され、更には、平成22年の銚子大神幸祭に当たり、奉賛会顧問として奉仕くだされました。これまでの御神幸祭奉賛会役員として2度も連続して奉仕下された例は無く、大変ありがたい上に、今回の燈籠の奉納となりました。
 感謝を申し上げ、お披露目いたします。


八本明氏奉納の燈籠

八本氏奉納の燈籠3