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桜とカタクリは同時に咲く

26.3.29カタクリ開花

コゴミ

ワラビ

河津桜

河津桜が3月始めに咲いた。河津町が、まだ苗木を外に出さない時代に、観光業の嶋田實氏が交渉の末に分けてもらい、神社に奉納したものである。多分、このあたりでは最も古いものの1本であろうか。
 次に咲いたのが「鶴巻桜」。本当の名前は知らないが、近くの鶴巻小学校の北門に昔からあって、早咲きの桜である。私の子供の頃には既にあったが、それから半世紀以上しても高さが3mくらいでほとんど変わらない。卒業式が近い3月半ばに、枝も見えないほどビッシリと咲くので印象深い。だから、敢えて「鶴巻桜」と勝手に私だけで命名している。このヒコ生えを株分けして、神社の鳥居の前に植えたものだ。
 そして、最後に陽光桜が咲いた。本日3月29日のことである。咲く時期は、ほぼソメイヨシノと同じと言ってよい。桜の開花はソメイヨシノで決めるのだが、この桜は面白い。全てのソメイヨシノの遺伝子は全く同じであるという。今、何白万本あるいは何千万本あるか知れないが、同じ木を元にして接ぎ木を繰り返して増殖したから、全てが同じ遺伝子なのである。同じ遺伝子なのだから、桜前線の基準にするのに好都合なのだ。。ソメイヨシノはテグス病が多発するとか、木の寿命が短いなどの欠点がある。最盛期が百年以下の短命な桜なのだ。昔から桜と言えば「山桜」のことであったし、桜の巨木・銘木には寿命の短いソメイヨシノは1本も無い。ただ、花の咲き方や花色などの鮮やかさに優れているから、突出して多く植樹されている。
 さて、経験則で言うのだが、桜とカタクリはほぼ同じ時期に咲くのではないか。雷神社のカタクリと陽光桜は、今年は3月29日に双方とも開花した(写真)。見事な一致である。で、掲載した。
 「雷神社の森」は、市の天然記念物です。従って、やたらに植物を植えたり切ったりは出来ない。鶴巻桜や河津、陽光も、神社の駐車場や鳥居の外に植えてある。一方、森の中には、カタクリやワラビ、ヤブレガサ、エビネ、フユノハナワラビ、トリカブトまで自生している。森の中にヤマユリまで沢山ある。おいおい写真を立ち上げたい。
 今回は、カタクリ、ワラビ、クサソテツ(山菜名:コゴミ)を載せた。ちなみに、これらを採取しにくる人がいる。ワラビ採り、フキ採りには毎年来る人もいる。昔から、「寺の物は良いが神社の物は駄目」と言って、神社の木は例え巨木・銘木でも、業者は買わないとか、山菜も採らない。神域の物を持ち出すのは禁忌とされてきた。故に、神社の森は「不伐の森」として、長く守られている。知らないというのは、気の毒というか愚かと言うか、
最近、ワラビ採りやメジロ(鳥)の捕獲などに来る人があることに、驚きを禁じ得ない。
何で、そんな当然の常識が、知られなくなってしまったのだろうか。もしかしたら、日本の教育で戦後欠落した「宗教教育」にあるのかな?それは全く分からないが、オウム真理教などの、どう見ても変な宗教モドキに、簡単に洗脳されてしまう優秀な若者は、宗教の根源を知らないし、免疫も無い。そんなの日本固有の特殊な傾向で、世界でも特異。なんとかせねば。              (文責:雷神社宮司 嶋田正)
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