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暦は面白い:「仏滅」って ?

 3月7日に、佐倉市内で千葉県同宗連の会議があった。私は神社庁の役員として参加した。それ自体は何のことは無いのだが、佐倉に行くと必ず行く菓子屋がある。「蔵六餅本舗木村屋」である。ここで菓子屋の宣伝をするのもどうかと思うが、そうしなくては気が済まないほど、ここの「蔵六餅」は銘菓中の銘菓。大好物なのだから仕方が無い。蔵六餅本舗木村屋は店のシオリによれば、銀座木村屋の第2号店として明治15年に、佐倉の歩兵第57連隊に非常食やパンを納入する御用商人として創業したとある。JR千葉駅にほど近い国道296号線沿いにも店を出している。年中無休だから、買いそびれも無い(*^_^*)
で、タップリ購入してから会議に臨んだのである。
 さて、「千葉県同宗連」を御存じではないでしょう。役員になるまで、私も知らなかったのですから。正式名称は「同和問題にとりくむ宗教教団連連帯会議」という。まぁ、同和問題を考える宗教団体の集まりのようなものである。神社庁の他に、立正佼成会や基督教、教派神道、仏教関係宗派等が参加している。
 ところで、同宗連の会議が開かれた3月7日は金曜日の友引であった。日~土曜日までを1週間とするのは「七曜制」だが、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類を一定の周期で使用するのが「六曜制」である。中国から鎌倉から室町時代に伝来したと言われている。しかし、赤口以外は中国とは呼び方が変わっている。19世紀になって現在のような形になったようだ。
 明治までの暦は、多くの占いが掲載されていたが、明治政府は暦にそのような迷信や占いを載せることを禁じたため、替わって取り上げられたのがこの六曜制である。しかし、これとても根拠の無い迷信であるため、公的なカレンダーには掲載されない。平成17年に大津市役所が作成した職員手帳が六曜を載せていたため、人権団体の抗議を受け回収処分をした事例がある。
 仏滅や友引などは仏教と関わりがありそうだが、一切関係ない。釈迦は占いを禁じており、親鸞は「日の吉凶を選ぶのは良くない」と説いた。仏教では迷信・俗信一般を否定しており、特にタブー視している。釈迦が入滅した2月15日が、旧歴では必ず「仏滅」になるのは偶然に一致。神社やキリスト教をはじめ他の宗教も、六曜を否定している。
 にもかかわらず、結婚式を仏滅に挙げたり、葬式を友引に行う人は例外的で、迷信は根強く生きている。私は全く信じていませんが、慶事や仏事ではそこに参加する人のことを考えれば、一概に無視できないレジンマがある。「大人の判断」も必要になるんですねぇ。
 六曜は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順で廻るが、旧歴の1日の六曜は決められていて、少し変わる。
 旧暦 1・7月=先勝   2・8月=友引  3・9月=先負
    4・10月=仏滅  5・11月=大安  6・12月=赤口
 始めに話を戻す。同宗連の会議は友引に開催された。現在の会長は持ち回りで、浄土真宗本願寺派であるから、仏教界。それで、友引となった次第。これは、仏教界の常識。次期の同宗連の幹事団体は神社庁の予定だから、友引には会議を開催しない。友引は慶事、神社界では行事は避ける。会議を開くなら、仏滅か赤口あたりになるだろう。これも常識。
              (文責:雷神社宮司 嶋田正)
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